自分の得意なことは、自分ではなかなか見つけられないものですね。
この記事では、「周りの人」をヒントに自分の得意なことを見つける方法をご紹介します。
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得意なことは自分では見つけにくいもの

自分で自分の特技に気づいていないことは多いものです。
たとえば、こんな例がありました。
私が、とあるセミナーの運営を手伝っていたときのことです。
そのセミナーは月に1回、毎回50人のメンバーが参加していて、私ともう一人、鈴木さんという女性の方が受け付けを手伝っていました。
受け付けでは、名前を聞いて名簿にペンでチェックを入れます。
セミナーも同じメンバーで3ヶ月目になると、だんだん顔なじみの人も増えてきます。
ですが、なにしろ人数が多いので、私は知ってる人でも間違わないように一応名前を言ってもらっていました。
ところが、鈴木さんは違いました。
「ユリちゃん、こんにちは」「ヨシエさん、久しぶり〜」
と、全員向こうが名乗る前に自分から名前を呼んで声をかけ、しかもそれが正確なのです。
名前を覚えててもらったメンバーは、みんな笑顔になってなんだか嬉しそう。
「どうやって覚えてるの?」と聞いてみたら、実は以前に保育士をしていたときに身につけたのだそうです。
保育士の仕事をしていたときは、名前を覚えるのが当たり前だったので、それが特別にすごいことだとは思っていなかったそうです。
このように、自分では「こんなもの」「たいしたことない」と思っていても、周りから客観的に見るとじつは得意に値することがあります。
得意とはどういうことか?
そもそも「得意なこと」の基準って、どうなんでしょうか?
どんな道にも、上には上がいるものです。
たとえば「パソコンのタイピングが得意」というには、どのレベルが必要でしょうか?
- タッチタイプが「可能」
- 実務で使えるレベル
- ワープロ検定で初段
- タイピングの国内大会やコンテストで入賞する
- タイピング世界大会で入賞する
じゃあ、もしも誰もパソコンが使えない超アナログな会社で、1人だけパソコンが使えてタッチタイプもできたらどうかな?
それが「得意なこと」かどうかは、周りの人との間で相対的に決まります。
なので、自分では大したことがない、まだまだだ、と思っていることでも、周りに比べたら実はすごいかもしれないのです。
次では、周りの人の反応を見て自分の得意なことを探す方法を解説します!
得意なことの見つけ方|3つの質問

得意なことを見つけるには、次の3つの質問に対して、周りの人の反応を思い出してみてください。
- 人からよく褒めれることは何ですか?
- 人からよく頼まれることは何ですか?
- 人よりも苦労したことは何ですか?
人からよく褒めれることは何ですか?
よくある方法ですが、まずは「人からよく褒められること」を思い出して書き出してみましょう。
そんなにすごいことじゃなくても構いません。
意識して生活してみて、ちょっとでも褒められたらそれが得意なことかもしませんので、メモしておくといいですよ。
私の場合はライターという仕事柄よく文章を書きます。
お客さんや読者さんからよくいただくお褒めの言葉は、「読みやすい」「わかりやすい」「すんなり入ってくる」などです。
よく言えば、クセやトゲがなく万人受けする文章、悪く言うと個性や主張が弱いというところでしょうか。
私よりもっと上手な人もいるけれど、褒めていただいたことは素直に受け止めて、「クセがなく読みやすい文章が得意」ってことにしておきたいなと思います。
得意なことを仕事にした例
お料理教室の先生をしているAさんは、元々は会社員をしていて、料理は家で自分と彼氏が食べる分を作っているだけでした。
彼氏が「おいしい、料理上手だね!」と褒めてくれるので調子にのってインスタを始めてみたら、そちらでも人気に。
皆から褒められるので調子に乗って週末にお料理イベントを開くなどしているうちに、お料理教室が本業になってしまいました。
人からよく頼まれることは何ですか?
褒められるよりも地味ですが、人からよく頼まれることも実は「得意なこと」かもしれません。
いつも頼まれるということは、それだけ頼んだ人の満足度が高いと言うことです。
頼まれた仕事のどこが評価されているのかを考えると、自分の隠れた「得意」がわかります。
私が高校生、大学生のときは、なぜかよく友達から恋愛相談をされていました。
別に私自身も恋愛経験が豊富でもないし、モテモテなワケでもないのになぜ? と不思議だったのですが、どうやら「話しやすい」とか「秘密を守れる」などが良かったようです。
得意なことを仕事にした例

頼まれごとがそのまま仕事になった例は、私の大学の友達のBさんです。
Bさんは、自分の成績はそんなに良くなかったのに、なぜか友達から勉強を教えてくれ、と頼まれたそうです。
分かりやすくかみ砕いて自分の言葉で説明したり、図解したりするのが上手だったBさんの「授業」は、友達から評判に。
大学生になってからは塾講師のアルバイトで教え、大学院に進んでからはTAを頼まれて学部生に教え、今は准教授をして学生の面倒を見ています。
人よりも苦労したことは何ですか?
これもちょっと意外なことですが、人よりも苦労して乗り越えたことが得意なことになる場合があります。
ノートのマスの中には収まって判読はできるものの、なんというか雑で女の子らしくないゴツゴツした字だったのです。
友達の女の子たちは、薄い筆圧で丸っこい、かわいらしい字を書きます。
それが嫌で、字が上手な子からもらった手紙をお手本にして、猛練習し、女の子フォントを習得しました。
ところが、今度は就職するときに「字が子どもっぽい」と上司に言われてしまい、「大人の美文字」みたいな本を買ってきてめちぇくちゃ練習しました。
もらったメモなどで字が綺麗なのがあれば取っておいて、それもお手本に見ながら練習しました。
とにかく「字が下手」なのがコンプレックスたったのです。
苦労して一練習してきた結果、いつのまにかそこそこ大人っぽい字は書けるようになりました。
私は以前、学習塾で働いていたのですが、自分が一番得意だった教科の方が教えるのに苦労しました。
自分は感覚でパッとできてしまったので、できない子がどうしてそこで躓くのか、どうしたら乗り越えられるのかが分からなかったからです。
得意なことを仕事にした例

自分が苦労して乗り越えた結果、それが得意なことになって仕事に生かせている例を見てみましょう。
Cさんは、生まれつき顔の左半分に青いあざがありました。
そのせいで小学校・中学校ではいじめられ、高校に上がるときにアザを消す手術を受けることにしました。
アザが消えてからも、見た目に強いコンプレックスが残ったCさんは、美容やメイクを研究するようになりました。
そして、Cさんが選んだ仕事は、自ら開発した美容法先生でした。
Cさんは容姿に悩む人の相談に乗ってアドバイスをし、美容機器や化粧品の販売するビジネスで成功を収めています。
得意なことの見つけ方|まとめ
得意なことを見つけるには、周りの人に関係する3つの質問を考えてみましょう。
- 人からよく褒めれることは何ですか?
- 人からよく頼まれることは何ですか?
- 人よりも苦労したことは何ですか?
自分で考えてもピンと来ないときは、周りの人に直接聞いてみてもよいですね。
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「もっと熱く、心を燃やして生きたい!!」
平凡に、自分のペースでのんびり生きていきたい。
お金と自由な時間があることが幸せ。
そう思い込んで生きてきました。
でも、そんな生き方、なんか冷めてる。
「仲間が一人でも困っていたら、
何がなんでも全員で力を注いでいく人たち」
に出会い、限りある命を熱く燃やして、
全力で生きる姿を目の当たりにしました。
人生を変えるとは、生き方を変えること。
心を燃やし続け、
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「そんなこと言ったって、生き方がわからないよ。」
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