友人関係

シャーデンフロイデとは?〜他人の不幸に喜びを求めない3つの簡単な心掛け〜

かつての同級生が仕事をクビになったと聞いて思わずニヤッとしたり、職場の気に入らない同僚が上司に怒られている姿を見て小さくガッツポーズしたり。

そんな「他人の不幸」を喜んだ経験、あなたにもありませんか?

「他人の不幸は蜜の味」なんて言葉あるぐらいですし、僕も他人の失敗や惨めな姿を見て、「メシウマ!」とか「ざまあ!」といった言葉が思わず出てくる気持ちは理解できます。

人の不幸な姿を見ると安心感があるというか、ちょっとした快感が伴うんですよね。

その感情を心理学用語で「シャーデンフロイド」と言うそうです。

ただ、そんな快感を味わいたいからといって、他人の不幸ばかりを求めることが生活の一部になっているなら、その習慣は改めた方が良いと思いますよ。

なぜって、人がシャーデンフロイデを求めるのは、ストレスや不満が強くなっていたり、心のバランスを失っている状態である可能性が高いからです。

しかも今の時代、他人の不幸なんてネットを使えば、いくらでも簡単に見つけられますよね?

そうやって一度でも、天から地へと転がり落ちる他人の姿を見て、一時的な満足感を味わうことにハマると、薬物のように中毒になってヤメられなくなってしまいます!

それに他人の不幸ばかりを求める人なんて、心がすさんでいるように見えますし、精神衛生上好ましいとは言えないじゃないですか?

そこで今回は、シャーデンフロイデ依存にならないために、今日から誰にでも出来る簡単な心掛けを3つご紹介します。

この心掛けを守るだけで、他人の不幸を求めるようなジメッとした心の状態が、明るくスッキリとした軽い心持ちになりますので、是非ともあなたの日常に取り入れてください!

シャーデンフロイデの意味や事例について

シャーデンフロイデという言葉の意味

まずは、シャーデンフロイデの意味について、もう少し詳しく見ていきましょう。

おしゃれなレストランのような名称ですが、シャーデンフロイデ(Schadenfreude)とはドイツ語の、

シャーデン(Schaden):損害、毒
フロイデ(Freude):喜び

という単語が合わさってできた言葉です。

他人が引きずり下ろされたときに芽生える快感や、他人が不運に見舞われたときに芽生える喜び。

それがシャーデンフロイデです。

僕がシャーデンフロイデを感じたときはどんな状況だったかな?…と思い出した事例をいくつか挙げてみます。

シャーデンフロイデの事例1:高校生のときに告白された友人

高校生のとき、僕は冴えない友人と数名でつるんでいました。

当然モテるはずなんかなく、誰かに告白されたことすらありませんし、「青春?」「アオハル?」「何じゃそりゃ?」という高校生活だったんです(涙)

そんなある日、一人の友人の机の中に手紙が入っていました。

中を見ると、女の子が書いたような可愛らしい丸文字で「伝えたいことがあるから今日の放課後に教室に残って欲しい」と書かれてのです。

「ぐぬぬ、これはきっと恋の告白に違いない!?」と嫉妬に狂う僕と、もう一人の友達。

そんな僕らを喜色満面の笑みで見送る友人。

しかし、翌日に話を聞いてみると、告白されるつもりでずっと教室で待っていた彼の元に来たのは、クラスのイケメングループに属す一人でした。

イケメンはニヤニヤしながら「ドッキリ大成功!」と書かれた紙を広げ、友人に手渡したのだとか。

その話を聞いた僕は、ひどく落ち込む友人を励ましつつも、内心では「ざまあw」と思っていたのでした。

このとき感じていた感情は、紛れもなくシャーデンフロイデだったと思います。

シャーデンフロイデの事例2:嫌いなタレントの悪評をネットで調べる

先日、あるバラエティ番組を見ていました。

そうしたら、やたらとギャーギャー騒いでばかりいる、同じ言葉を何度も連呼する女性タレントがいたんです。

本人なりに一生懸命に仕事をしているのでしょうが、僕はそのキャラクターに徹する彼女を、あまり好意的に受け止めることが出来ませんでした。

そして、僕はおもむろにスマホを取り出し、そのテレビ番組を実況しているネット上の掲示板を閲覧しました。

そこには彼女に対する悪評がズラーと並んでおり、僕はそれを見て「やっぱりこの女嫌われているんだ、ウシシ」と納得し、束の間の満足感を得ていたのです。

これもおそらくシャーデンフロイデ的な感情ですよね。

シャーデンフロイデは誰もが求めがちの感情

シャーデンフロイデは「脳の癖」によるもの

僕が感じたシャーデンフロイデは些細なものかもしれません。

しかし、不意に「こんなことで心を満たすような自分って、人としてオカシクない!?」と疑問に思ったのです。

でも、他人の不幸や不運にメシウマと感じるのは、何も心が擦れているからとか、心に闇を抱えているからではなく、実は誰もが持つ「脳の癖」なのだそうです

たとえば、脳の活動状態に関するこんな実験があります。

何人かの被験者に、かつての同級生が成功している姿を想像してもらいました。

大手企業に勤める同級生は仕事もバリバリこなして順調に出世、年収だって周りの皆より桁が1つ多い。

美人な奥さん(もしくはイケメンの旦那)と結婚し、可愛い子どもに恵まれてハッピーな家庭を築いている。

しかも、モデルハウスのよう豪華な一軒家に住んで、日曜日は高級車で家族と愛犬を連れてドライブ。たまの長期連休には海外旅行!

…みたいな羨ましい同級生の状況をリアルに思い描いてもらったのですね。

その後、被験者たちの脳の活動状態を調べたところ、何と脳が不安や痛みの感情を作り出していることが判明しました。

次は、逆に同級生が不幸な人生を歩んでいる様子を想像してもらいました。

そうしたら今度は、脳の中の「快感を感じる領域」が活性化したんだそうな。

この実験によって、他人の不幸を喜ぶシャーデンフロイデというのは、男女を問わず誰の脳の回路にも実在する感情だということが証明されたのです。

シャーデンフロイデの根底には「嫉妬心」がある

そんな他人の不幸に快感を覚える「脳の癖」は、どちらかと言うと嫉妬心が強い人ほど出やすい傾向にあると感じます。

たとえば、僕はテレビ番組などで、セレブな暮らしをしている金持ちや成功者を見ると、心の中が嫉妬でモヤモヤっとした気持ちになります。

特に、同年代や年下だったりすると尚のことです。

「自分は100均での買い物さえ渋るほど貧乏性なのに、コヤツははこんな豪邸でリッチな暮らしをしおって許せん!!!」

という感じでムキーッとなります。

そして、ついそのセレブに対して批判的な目を向けてしまうのです。

「きっと、悪いことしてお金を稼いでいるに違いない!」
「こんなセンスのない置物に何百万も使ってバッカみたい…」
「自分だったらもっと世の中のためになる使い方するもん!」

という感じで、成功している人を貶めて自分を納得させようとするのです。

相手は悪で自分は善。

そんな構図を強引に作って、自分を正当化させたり優越感に浸ることで、心の安定を図ろうとしちゃうんですね。

気を付けなければならないのは、嫉妬心が強くて他人を批判しがちな人間ほど、実は「幸福度が低い」ということです。

人は自分が幸せで満ち足りている状態のとき、わざわざ他人に嫉妬して批判なんかしませんからね。

「今の自分は不幸だ!」
「私は満たされていない!」
「世の中不公平!」

そんな感じで、ストレスや不満が強く、心のバランスを失っている状態だからこそ、シャーデンフロイデつまりメシウマを求める行動を取りがちになるのです。

今の自分は不幸だと感じる人ほどシャーデンフロイデを求める

では、なぜ人は自分の幸福度が低いと感じているときに、他人の不幸を見て喜ぶのでしょうか?

それは、人が他人の不幸でメシウマを感じるとき、脳内で「オキシトシン」と呼ばれる幸福を感じる物質を分泌しているからです。

このオキシトシンは、別名「幸せホルモン」と呼ばれます。

なので、幸福度が低い人ほど、脳内のオキシトシンが不足しているわけで、どうにかして手っ取り早くオキシトシンを分泌させて、幸せを感じなきゃ…と脳が働き出すのですね。

そして、そのためには手段を選びません。

自分が幸せを感じられるなら、他人の失敗や不幸だろうが、他人へのバッシングや炎上騒ぎだろうが、何でも構わないのです。

「ざまあ」だろうが「メシウマ」だろうが、それが悪どい感情とか一切関係なしに、自分が幸せ感じるためなら脳は何でも利用するのです。

たとえば、幸福度が低く、見知らぬ成功者やお金持ちに嫉妬丸出しの僕ですが、そんな成功者やお金持ちが脱税で逮捕されたなんて情報を得たら、きっと 「メシウマ!」と感じると思います。

ネットの書き込みやSNSでも、不特定多数の人がその成功者に対して批判やバッシングしている状況を見ながら、

「ほら見たことか!」
「調子乗ってるからバチが当たったんだ」
「今まで良い思いをしてたんだから当然の報い!」

と思ってシャーデンフロイデの感情をじっくり味わうんだと思います。

そして、そんなとき僕の脳内では、オキシトシンがジワーと分泌されて、「自分は不幸…」という状態から「自分は幸せ!」という状態になっているのでしょう。

しかし、そんなのは本当の幸せではありませんし、感じられるのも一時的な幸福感に過ぎません。

それに、人の不幸で幸せを感じる生き方なんて、心が卑しくて、人として醜いではありませんか!?

そもそもの話、僕の幸福度が高くて、何もしなくても「ああ、なんて幸せなんだ」という感覚がデフォルトであれば、別にわざわざ他人に嫉妬なんかしませんし、シャーデンフロイデを求めようとしないはずなんです。

だからこそ、

「自分の幸福度を上げる」

これを意識することによって、シャーデンフロイデを必要としない生き方ができるようになるんだと思います。

シャーデンフロイデに依存しないための3つの心掛け

他人の不幸にメシウマと感じるシャーデンフロイデ。

この感情に依存しないために、とにもかくにも「自分の幸福度を上げる」 ことを意識しましょう。

そのための3つの心掛けをお伝えします。

ネット上の炎上や批判コメントなどネガティブな情報を見ない

まずは、何よりもネット上のネガティブな情報を見るのをやめることです。

・有名人のツイッター炎上
・掲示板での特定の人に向けたバッシング
・芸能人ブログのアンチコメント

これらは少し見るだけでも、貴重な時間やエネルギーを無駄にします。

こんなの見たって、僕やあなたの人生の向上には一切役立ちませんよね?

芸能人や著名人のような俗に言うとこの「成功者」を叩けば、確かに束の間の「幸福感」は感じられます。

自分よりも恵まれている人を、皆んなで寄ってたかって引きずり下ろせば、それだけで「いい気味」というシャーデンフロイデが得られます。

また、不特定多数の人と一緒に一人の人間を徹底的に貶める行為は、一時的に「結束力」や「繋がり」を感じさせてくれます。

ですが、そんな幸福感は本物の幸福感ではありません。

そんなことで感じる結束力や繋がりも、単なるまやかしです。

だから、いつまでもネットの世界に入り浸って、平気で他人を貶める「幸福度が低い人」たちと繋がるのはやめにしましょう。

ネットの発達によって同じ価値観を持つ人と繋がりやすい時代です。

これには「エコーチェンバー現象」が大きく影響しています。

エコーチェンバー現象:自分と同じ意見の人ばかりが集まり、異なる意見は受け入れない。その結果、狭い世界に閉じこもってしまう現象

たとえば、YouTubeでメシウマを感じられる動画を一度でも閲覧すると、おすすめや関連動画に似たような動画ばかりが表示されます。

SNSでも他人を平気で批判する人を1人フォローすれば、次から次へと似たような人がおすすめに出てきて繋がりやすくなります。

同じ価値観を持つ人と繋がると、自分の見ている世界の視野が段々と狭くなって、偏った価値観でしか物事を見れなくなってしまう恐れが高くなるのです。

なので、少しずつで構いません。

ネットのネガティブな情報を収集する時間を減らし、自分の幸福度を下げないように心掛けていきましょう。

感謝日記をつける

こちらの習慣を変えると人生が変わる!朝と夜のハッピー習慣リスト9という記事にも書いてある通り、自分の習慣を変えれば人生も変わっていきます。

良い習慣を続ければ、自分の幸福感も段々と高まっていきます。

特に、その日の夜に1日にあった良いことや感謝したいことを毎日3つずつ書く「感謝日記」を続けるのは、本当におすすめです。

1日の終わりをポジティブな感謝の気持ちで締め括るか、それとも他人の悪口や不平不満で締め括るか。

それによって睡眠の質だったり、次の日に起きたときの目覚めも全く別物になります。

是非試してみてください!

勉強をして自分自身を高める

自分の幸福度が低いからといって、他人を蹴落として喜ぶことにエネルギーを使うなら、自分自身を磨くことにエネルギーを使いましょう!

自分を磨く一番簡単な方法は「勉強する」ことです。

実は、社会人になってからの方が、学生時代よりも勉強する必要性が出てきます。

勉強の方法としては、まず1冊の本を読むことからでもOKです。

特に、昔からよく売れている自己啓発書は、人間としての理想の生き方だったり、人生の目的の見つけ方なんかが学べます

こちらの社会人になったら読むべき本|自己啓発本20代におすすめの5冊という記事においても、おすすめの本を何冊か紹介していますので、是非とも参考にしてみてください!

人生の質を高めていくためには、勉強して今の自分にない情報をどんどん取り入れて、自分自身の内面を磨いていくことは大事です。

すると、自然と幸福度は増していきます。

RPGゲーム感覚で良いので、少しずつ自分のレベルをアップさせてみましょう。

そうすれば、わざわざ他人の不幸を見て幸せを感じる必要なんてなくなるはずですよ!

シャーデンフロイデを必要としない生き方をしよう!

他人の不幸を見て喜びを感じるシャーデンフロイデ。

その感情自体は、誰もが持っている脳の癖によって芽生えるものです。

しかし、その癖を本人が必要とするかしないかは、その人の「幸福度」によって決まってくるのだと思います。

自分の幸福度が高ければ、他人に嫉妬なんかしないし、他人の不幸を見て喜んだりしません。

だって、そんなことしなくても幸福なんですから。

逆に、自分の幸福度が低ければ、他人に嫉妬しがちで、他人の不幸を見て自分の喜びに変えます。

でも、そんなシャーデンフロイデに依存してしまうと、人として醜い生き方になってしまいますよ!

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人生が不公平なのは当たり前。だけど、そんなに捨てたもんじゃない。人生は不公平だ!と思うことはないだろうか。 当たり前だけど、人は生まれも育ちも、持ってる物も、みんな何もかもちがっていて、ちっとも...
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ここまでお読みいただきありがとうございます!

一人でも多くの方に新しい視点や考え方を知っていただき、心が軽くなったり、悩みが解決したり、人生をもっと楽しんでもらえたらいいな、と思いこのブログを書いています。

私はほんの3年前ぐらいまで、真っ暗闇のどん底の中にいました。

信じていた人に見捨てられ、寂しさを紛らわすように刺激的なゲームやネットの掲示板や動画を見まくり、一食にご飯を2合食べるほどの過食も止まらず、コンビニの袋だらけでゴミ屋敷寸前。人と比べては「自分はダメだ」と落ち込む日々でした。

ところが、私の先生であり、最も頼れる友人でもある佐藤想一郎そういちろうさんに出会って、人生が全く逆の方向に回り出します。

まだ20代なのが信じられないくらい色んな経験をしていて知識も豊富なのですが、何よりも「良い未来」を信じさせてくれる不思議な説得力があります。

私も上手く乗せられて、当時の知り合いからは「別人みたい」と言われるほど明るく元気になり、仕事にも情熱を注げるようになりました。

想一郎さんのメールマガジンには、人生の壁を乗り越えるヒントがいっぱい詰まっていて、読むだけでも毎日にちょっと幸せを感じられるような温かさがあります。

人生の流れを変えたい! 成長したい!と少しでも思われている人は、ぜひ一度読んでみてください。オススメです。

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